認知症の発見

2025年には65歳以上の高齢者のうち認知症

の人は約700万人(5人に1人)に増加する

と予測されています。現在、認知症は症状

の進行を一定期間防ぐ薬はあるものの、

根本的な治療薬は未だ開発中です。

大切なのは発症後の治療ではなく、

発症前の予防です。認知症発症前に発見

し、予防に取り組みましょう

 

Prodrome-AD

Prodrome-AD(プロドロームエーディー)とは?

 

アルツハイマー型認知症のリスクを調べる血液検査です。認知機能の低下と関連性が確認されているプラズマローゲンの血中濃度を測定し、アルツハイマー型認知症のリスクを判別しています。採血のみの簡単な検査で、早期発見へのきっかけとして利用頂くことが可能です。

 

 

Prodrome-ADの特徴

検査では認知機能低下と関連性が認められたプラズマローゲンの血中濃度を測定しています。プラズマローゲンの血中濃度からアルツハイマー型認知症の発症リスク総合的に評価し、高、中、低の三段階でリスクを評価します。

 

日本人被験者によるAD可能性被験者と健常被験者におけるプラズマローゲン比較(N=80/群)


研究/調査内容

・独立した6つの集団群でプラズマローゲンを測定

  1. 認知正常被験者群
  2. ADの可能性があると診断された被験者群
  3. 神経系疾患あるいは癌と診断されない健康な被験者群
  4. 検死時点でADの可能性があると診断された被験者群
  5. Sun Health Research Instituteの脳バンクプログラムで収集されたADリスクゼロ被験者群とAD被験者群
  6. 日本人由来でAD可能性の高い80名の被験者群と認知障害のない健常被験者群80

・臨床的に認知症:400名の被験者と認知症以外:350名以上の被験者

結果考察

地理的な場所、食生活または民族性に関わらずAD患者においてプラズマローゲンが有意に減少していることが確認された。

Dayan B Goodenowe,[2007]Peripheral ethanolamine plasmalogen deficiency:a logical causative factor in Aizheimer’s disease and dementia

 

Prodrome-ADをスクリーニングに用いることで
アルツハイマー型認知症の早期発見・早期治療

の可能性を高めることが可能です。

 

検査目的

 アルツハイマー型認知症の将来リスクを評価

 

検査方法

 採血(約2ml)で検査可能

 

検査結果

 約3週間ほどで結果は郵送致します。

 

検査費用

 自由診療になります。

 16500円(税込)

 

軽度認知障害(MCI)

軽度知障害(MCI)とは、健常者と認知症

の中間の段階を指します。

日常生活に支障はありませんが、その

まま過ごすと約5年でその半数が認知症に

移行すると言われています。認知症予備軍

とも言われてるMCIですが、最近の研究

ではMCIの段階で適切な予防や治療を行え

ば、認知症の発症を防ぐことや遅らせる

ことができると分かっています。

 

MCIスクリーニング検査

アルツハイマー病はアミロイドベータペプ

チドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞

を破壊することで発症します。

 MCIスクリーニング検査プラス は、

血管損傷や炎症、アミロイドβの排出等に

関わる9つのタンパク質を「栄養」

「脂質代謝」「炎症・免疫」「凝固線溶」

の4つのカテゴリーに分類し血中量を測定

することでMCIのリスクを評価しており

ます。

 

 PreMedicaホームページ 参照

 

検査の流れ

○検査は血液検査のみになります。

○本人の確認のため保険証をご持参

 ください。

○検査結果が出るまでに3週間かかり

 ます。

 

料金について

 MCIスクリーニング検査プラス

 になります。

  自由診療になります     

     23,500円(消費税込)

APOE遺伝子検査

アルツハイマー病や高齢者の認知機能低下に関与すると言われてる重要な遺伝子の1つにAPOE遺伝子があります。APOE遺伝子検査では、APOE遺伝子の型を調べて、認知症の発症リスクを推定します。

 

検査の流れ

○検査は少量の血液検査のみになります。

○検査結果出るまで、約3週間かかります。

 

料金について

    自由診療になります。     

    17,600円(消費税込)